仰天イカモノ堂

オールドマックでDynamicDNSクライアント

SDDNSC

SDDNSCはOld Mac用ダイナミックDNSクライアントである。HTTP GETメソッドを使ってIPアドレスの更新を行うダイナミックDNSサービスプロバイダで使用できる。このたび、おそらく最終版となるv7を開発したのでここに掲載しておく。

以前のバージョンv6はCPUを使い過ぎでどんくさいと不評だったのでこの点を改良したが、設定のわかりにくさは全く変わっていない。(わかる人はすぐわかると思うのだが)

どんくさい(重い)かったのは、開発に使っているREALbasicのタイマー機能がなぜか長時間使っていると停止するという怪現象を回避するための苦肉の策が原因だった。今回、なんとか停止させない(しにくい)方法を発見したので動作は軽くなったと思うが、完全とは言い切れない。もしかすると更新が止まっちゃうかもしれないので注意が必要である。

→ダウンロード(今はもう、配布していません)

※なお、このソフトウェアを使用もしくは使用できないことによって生じたいかなる損害についても、筆者は一切責任を持たないので自己責任で使用してもらいたい。配付・使用条件は、営利目的あるいは悪意をなすことを目的としないかぎり自由とする。

旧バージョンからの移行

システムフォルダ→初期設定フォルダの中にある jp.ne.zone0.sddnsc.prefs というファイルをSDDNSCアプリケーションと同じフォルダへコピーして、ファイル名をSDDNSC.CFGに変更することで設定を引き継げる。うまくいかない場合は、引き継ぎはあきらめて設定し直してほしい。また、POSTメソッドを使うサービスには対応しなくなった。使ってた人、ゴメン。

使い方

SDDNSCアプリケーションを起動すると次のようなウィンドウが表示されるので、必要事項を設定して「自動運転」状態にしておく。後は、そのまま放っとけばだいたい15分毎にIPアドレスをチェックして自動的に更新作業を行ってくれる。

※設定が終わったら必ず「自動運転」タブが表示されている状態にしておくこと。でないと設定中とみなされて自動更新は行われない。

IPアドレス検出設定

「IPアドレス検出」タブをクリックするとIPアドレスの検出方法を設定できる。設定方法は旧バージョンのIPアドレス変更検知設定とほぼ同じなのでそちらも参照のこと。→旧バージョンマニュアル

※「Lookup ホスト名:」と「検出周期:」の欄はv7では、無くなったので設定しなくてよい。

IPアドレス更新設定

「IPアドレス更新」タブをクリックするとIPアドレスの更新のための情報を入力できる。こちらも設定方法は旧版とほぼ同じだが、POSTメソッドをサポートしなくなったので、[高度な設定...]ボタンは無くなった。

※前述のIPアドレス検出が正常に行われていないとIPアドレス更新は行われないので注意

動作環境

Carbon版は廃止した。SDDNSC v7は68k用ソフトだがPPC環境でも動作するし、Mac OS Xでは他にもっと良いクライアントや更新手法があるので、もはや必要ないだろう。

(2005-01-15)

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