リンリン、LAN LAN インストール

 さて、オールドマックを買ってきたはいいが、CD-ROM ドライブも外付けハードディスクもない。 あげくには、システム(Mac OS CD-ROM)すら付いていなかった。 もう、システムの再インストールはできないのか?

 いやいや、LAN 環境と、2HD フロッピーディスクが使えれば再インストール可能なのだ。

 おっと、母艦(インストールファイルなどを準備するための別のマック、正常に稼動しているものでフロッピーが使えること)も必要である。 え、買ってきたオールドマックには Ethernet カードが付いてない... それは、買ってはイケナイ(^^)。

■今回の厳選素材

 System 7.5 Network Access Floppy Disk という1枚のフロッピーにおさまる、AppleTalk ネットワークアクセス可能な起動ディスクのイメージが配付されている(英語版)のでこれを準備しておく。 米国 Apple サイトからダウンロードできる。

■調理法

  1. 母艦に共有フォルダを作り、そのなかに「漢字Talk 7.5.x インストール理論編」の記事で書いたインストール関連ファイル群を入れておく。 サードパーティのディスクフォーマッタを持っている場合はそれもいっしょに入れておくか、英語版の HD SC Setup もしくは Drive Setup を準備しておいた方が幸せかもしれない(米国 Apple サイトで手に入る)。
  2. 母艦上で Disk Copy を使って、Network Access.image ファイルから起動用のフロッピーディスク(以下 Network Access Disk)を作成する。 USB FDD では「フロッピーを作成...」メニューは使えないのでイメージファイルをマウントして Finder 上でコピーする。
  3. Network Access Disk で、再インストール対象オールドマック(以下、古機)を起動する。
  4. 古機から母艦の共有フォルダをマウントし、フォーマッタを起動して内蔵ハードディスクを初期化する。
  5. 漢字Talk 7.5.3 のイメージをマウントしてインストールする。 英語版のシステムで起動しているのでインストーラの文字がバケバケで読めないが、気にせずデフォルトボタンを押してけばインストールできる。
  6. 終わったら、再起動すれば無事に漢字Talk 7.5.3 が立ち上がる。
  7. カスタムインストールしたければ、ここでもう一度、母艦の共有フォルダから新規インストールすればよい。
  8. 必要があれば、他のアップデータなどをインストールする。

 外付けの SCSI ハードディスクが使える場合は、母艦上で Network Access Disk 内の System Folder とインストール関連ファイル一式をそのハードディスクにコピーしてから、古機につなぎ換えて外付けハードディスクからブート、インストールする方が手っ取り早い。 外付けハードディスクを Mac OS 拡張(HFS+) でフォーマットしている場合は、Mac OS 標準(HFS) に変更しとかないと使えないので注意。

※ Network Access Disk で、起動できないマックではこの方法は使えない。
※ LocalTalk 経由でも可能だろうが、きっとメシ食ってフロに入ってる間にインストールは終わらない。

Copyright 2001 TAKAHASHI,Ryoji
All rights reserved.