フルパワーな設定

 最速のマックを購入したはずなのになんだかもたつく。 同じマシンなのに、俺のより山田の G3 の方がきびきび動くのはなぜだ? 複数台の Mac がある事務所などで、相互にディスクをマウントしあって使ってたりする(おーいそれじゃ足の引っ張り合いだってば)。 趣味のパソコンならいざ知らず、ヘビー級アプリケーションを日々仕事でつかうなら、それなりの設定をしてやらねばなるまい。 ここでは、DTP, DTM, DTV や 3D C.G. など、主にプロ向けのソフトを使っている人のために、マックの持てる力を引き出す設定方法を紹介する。 G4 プロセッサと高速な I/O 性能を持つ最近の機種では、あまり気にしなくてもいいような項目もあるけどね(^^;。

■機能拡張マネージャ

 まずは、機能拡張マネージャで不要な機能拡張を OFF にする。

■省エネルギー設定

※スリープしないに設定、居眠りなどゆるされない。 プロセッサ・サイクリングは当然 OFF。

■メモリ

※ディスクキャッシュはカスタム設定にして最低容量に。 アップルの弁によると最近ではキャッシュアルゴリズムが改良されたのでデフォルトでいいらしいが、そんな話は無視(^^)。 Mac の仮想記憶はおバカさんなので切る。 私の Mac では搭載している実メモリ 576MB に対して仮想記憶用に 577MB ものディスク領域を割り当てられてしまう。 おいおい、1.5GB メモリを搭載したらどうなるのん?

読者の Mizuki さんからの情報によると、大量のメモリを搭載すると「お使いのコンピュータは、995MB 以上の RAM を搭載しています。仮想メモリは RAM のサイズが小さいときのみ使用してください。」となって、仮想メモリは使えなくなるそうである(1.501GB のディスクスペースをとられなくてよかった)。 Mizuki さんに感謝。 (2001/1/22 追記)

■ファイル共有

※ファイル共有、プログラムリンクともに停止。他のマックに資源を供給するなど、もってのほか。

■QuickTime 設定

※ CD を自動再生しないようにする。 一部のウィルスへの感染防止にもなる。

■モニタ

※最も速く動作する色数に設定。 多くの場合、約 1,670 万色でしょう。

■File Exchenge

※ PC ディスク・ファイル関係の機能を切る。

■コントロールバー

※ コントロールバーは隠す(最全面のウインドウをクリップされるのがいやだ、同様の理由でことえりの操作パレットも消去)。

■アプリケーション切り替えキーボードショートカット

※ Finder の「ヘルプ/Mac ヘルプ」メニューでヘルプを表示させ、「ファイルとアプリケーションプログラム」−「開いているプログラムを切り替える」を選んで表示されるヘルプの内容から、さらに「教えて!:キーボードショートカットを変更する」をクリックすると、上記のダイアログが表示されるので[いいえ]ボタンを押す。

■メニューバークロック

※ メニューバー・クロックを切る。 ネットワーク・タイムサーバも使わない。

■シャーロックの索引

※ Sherlock の索引作成もうっとおしいので切る。 「検索/ボリュームの索引作成...」で、全てのボリュームに対する予約のチェックボックスのチェックをはずす。


 つづいて、ネットワーク関連の機能を切るが、ずっと切ってるとインターネットには接続できないしファイルの共有や場合によってはプリントもできなくて不便この上もなくなるので、数時間あるいは数十時間かかるレンダリングを行う(分散レンダリングする時は切っちゃいけません(^^;)とか、DTV でビデオ取り込み/書き出しをする場合のみでいいでしょう。

■AppleTalk

※ AppleTalk を切る。

■TCP/IP

※ TCP/IP を切る。

(2000/8/4)

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