研究報告 DVD-RAM TYPE2 メディアの秘密 |
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Power Mac の上位機種にはドライブが標準搭載されたりしてお馴染みになってきた DVD-RAM だが、DVD-RAM メディアには TYPE2 などという種類があるのを御存じだろうか?
「ああ、容量が半分(2.6GB)のやつね」と答えたあなた、一応正解である。 が、TYPE2 にはそんな安易な一言では片付けられない驚くべき秘密が隠されているのだ。 TYPE2 メディアの説明書をよく読むと「本製品は中のディスクを取りだせる構造となっております」などと書いてあるはずである。 そう、TYPE2 メディアは中身を取りだせるのだ(*1)。 でも、そんなもん取り出して何が楽しいのだろう。 実は、UDF(Universal Disk Format) なんかでフォーマットしちゃったりすると、 DVD-ROM(RAMではなくROM)ドライブを搭載した機種でもそのメディアを読めるのだ!!( 書き込めないことは言うまでもない) んでもって、カートリッジに入ったままだと DVD-ROM ドライブにはかけられないのでディスクを取り出すのである。 電子ブックの中身を取り出して、パソコンのCD-ROM ドライブで使えることを御存じの方も多いと思うのだが、まるっきりそのイメージである。(電子ブックってなに?という人、気にせず次へ) つまり、巨大なデータを持ち運びたいマルチメディア(ってなんだ?)な人にとって、TYPE2 は容量半分のくせに値段は半分じゃないコストパフォーマンスが悪いだけの無意味なメディアではなかったのだ。 DVD-Video なひとにも便利だったりする(こっちが主たる用途かもしれない)。 もっとも、MacOS 8.6 の UDF 実装には問題があるらしく、ファイル名の付け方や、Windows ⇔ Mac 間のやり取りには注意が必要なようである。
ところで、DVD-RW ってどこいったんだろ? ...とか言ってたら DVD-RW ビデオレコーダー製品がでてきてたりする。 (1999/11/22) |
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