「Apple HD SC Setup」で、Apple 純正以外のHD をフォーマットできるようにするパッチは有名だが、MacOS 8.x に添付されている「ドライブ設定」はパッチなど当てなくても、最初から純正品以外のHD をフォーマットできるようになっていることは良く知られている(のかな?)。
純正主義の Apple らしからぬ柔軟な対応に喜んだのもつかの間、たしかにQUANTUM, SEAGATE, IBM など青い目?のメーカー製HD にはおおむね対応しているのだが、富士通、日本電気、日立など国産HD は全然サポートされていない(T_T)。
国産 HD を使っている我々は夜毎まくらを濡らすしかないのだろうか...
否、ドライブ設定にはスゴイ秘密(おおげさ)が隠されていたのだ!!
涙をぬぐって秘密のトリックにチャレンジしてみよう(あくまで自分の責任で)。
- 用意するもの
- ドライブ設定 J1-1.3(1.6.1でも可)
- SCSI Probe
- ResEdit
それでは、始めましょう。
- 「ドライブ設定」を複製してファイル名を「あやしいドライブ設定」にします。
- SCSI Probeを使って、フォーマットしたい HD のベンダー名とプロダクト名を調べます。
- ResEdit を使って「あやしいドライブ設定」を開き"fSCR" というタイプのリソースをさがします。
- おや、SCSI Probe の表示Vendor, Product と同じような名前が付いたリソースがずらずら並んでいますね。 ここにフォーマットに使用されるドライブ特性が納められているようです。 感のいい人はもう気付きましたね。
- ドライブの特性が似ていそうなリソースを選んで複製します(200より前のID に)。
- リソース名を先ほど調べた ベンダー名,プロダクト名 に変更
- 変更を保存して終了。
この「あやしいドライブ設定」を使うと、あ〜ら不思議、フォーマットできてしまうじゃありませんか!
※上手く行かなかったら、複製するリソースを変えて試してみましょう。 "QUANTUM,*"、"SEAGATE,*"、"IBM,*"のような名前のものが汎用性が高いようです。
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