「Virtual PCTM」と言えば、PC のハードウェアをMacintosh 上でエミュレートするという果てしなく妙なソフトであり、PC とMac 両方を使っている人間はついつい買ってみたくなる逸品である。
もっとも、これさえあれば会社の MS Office をコピーしてきてタダで使えるので便利!という勘違い君(当然Virtual PC 自体もパチクリもん)にもバカウケしている。「RAM doubler」についても言えるが、Connectix の製品は高度な技術に裏打ちされたあやしさがマニア心をくすぐるだけでなく、安易な素人衆にも注目の的になりやすいようだ。
それはさておき、雑誌等では紹介されていない(当社比)Virtual PC の「何のためにあるんじゃい」な機能を解説しよう。
Virtual PC を起動するとまず下図のような画面が出てくる。ここですかさず「Delete」キーを押すのだ!(再起動してからこの画面が出るまで押し続けててもいいけど)
※「Delete」キーは PC でいう「Delete」キー、Apple Extended Keyboard II では「del」キー(「help」キーの下にある)になっているので注意。
すると、なんと PC ユーザーにはお馴染みのBIOSセットアップ画面が出てくる!
う〜ん、芸が細かいぞ。 ちなみに設定値の変更もできるのだが、変更してもすぐに忘れちゃうみたいなので、「よ〜しBIOSチューンだ」とかは無意味である。 BIOS側で時計を合わせるとMac側にも反映するぐらいやってくれるとうれしかったと思うのは私だけ? それにしても、「CPU MHz」の 35.2MHzっていったい...
ともあれ、やり方が分かったらこのスゴイ秘密を友だちに自慢しよう(といっても、わかんない人には何が面白いのかさっぱりわかんないだろうから、人を選ぶように)。
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