アップルはついに、大不評の餅マウス(iMac といっしょに登場した真ん丸なマウス)を捨てて、Apple Pro Mouse を発売した。 Apple Desktop Bus Mouse(角マウス)を 10 年近く愛用してきた{なぜか壊れない(^^)}私は、大いなる期待を胸に G4 Cube と、この新型マウスを試しに販売店へと足を運んだのだが...
期待は見事にハズレ、サイズはおおむね良好なもののクリック感が今一つなのだ。 もっとも軽い状態に調整しても、重いというか切れがないと言うか、これじゃあ、たまごマウス(ADB Mouse 2)にも違和感を覚えたくらい体が角マウスになってしまっている私は、我慢ならない。 細かいことを言えば、ADB Mouse でも産地によって、球の重さや素材、大きさ等に違いがあり、私は台湾製の軽い球のものを愛用している。 マウスで絵を描く場合は USA 産の鉄球マウスでなくてはなんて人もいる。
そんなわけで、G4 を購入した際に、IntelliMouse Optical USB and PS/2 Conpatible というやつを買い入れて使っている(キーボードも買い替えたことはいうまでもない)のだが、インテリマウスおぷちかるは、そのままでは角マウスの触感には程遠いバカデカさ(前の型はもっとデカい)で、長時間使っていると首と肩が気持ち悪くなってくる。
角マウスが宇宙で一番優れているとは言わないが、少なくとも私にとっては最も手に馴染んでいる{キーボードは Apple Extended Keybord(カナが付いてないやつね)が好きだ Apple Keybord もいいが Virtual PC を使うのに困る}。
もはや、Apple Pro Mouse もダメと分かったので、インテリマウスオプティカルに手を加えてみた。
角マウスを使用している状態を分析した結果、手首を骨を軸にして、マウスの左右方向の移動は手の振りを、上下方向の移動には親指と薬指(&中指)の屈伸を使っていることが判明した(クリックについてはボタンの右上部分を人さし指で押さえている)。 バカデカいインテリマウスは、手のひらとマウスの間のあそびがほとんどないので、指の屈伸が使えず、肘と腕を動かさなくてはならない。 これが、肩と首筋の不快感につながっている。
これを解消するため、うっとうしくもデカい上面カバー部分を取り外してしまうのだ。 これで、右ボタンのみを使うようにすると、角マウスに近い感覚が得られる。
ただ取り外しただけだと、ボタン部分がグラグラするので M2.6×6 のネジ(ナットとワッシャー付き)を買ってきて、これを固定した。 さらに、センサー用の LED の光が目に入って気になるので 45mm × 60mm の黒い紙で覆った。
角マウス中毒患者は試してみるとよろしかろう(責任はもたないが)。
角マウスと同じ握り心地の USB マウスがあると、どっかの雑誌記事で読んだ憶えがあるのだが、どこのメーカーだったのかどうしても思い出せない。 知ってる方がいらっしゃったら、どうか教えて下さいませ〜(^^)。
(2000-08-17)
そうそう、どうせ右ボタンしか使わないので、ホイールも取り除いた方が軽くなってよろしい。
(2000-09-16)
角マウスに近い大きさの光学マウスを発見したので購入してみた。 アーベルと言うメーカーのもので、インテリマウス改よりも具合がよいのでインテリマウスは元に戻してしまった(^^)。 幅をあと2ミリ広くしてもらえるとうれしいなあ > アーベルさん
ただ、私は左右ボタンの使いわけとかホイール機能などは必要無いのでメーカー添付のデバイスドライバはインストールしないのだが、このマウスどうやら Mac OS 9.0.4 の HID Library(何者?)と仲が悪いようで、微動だにしなくなってしまう。 デバイスドライバを入れればちゃんと動くので文句は言えないのだが、ドライバなんぞ入れんでも1ボタンマウスとしては機能してほしい。 Mac OS 8.6 や、Mac OS X PB ではそのままで使えるから、Mac OS 9.0.4 が狭量なんだろうなこりゃ。
(2000-10-08)
なんと、私の嘆きを聞いた土居製作所さんが「オプチ角マウス」(勝手に命名)を送ってくれた。 角マウスのケースに、市販の光学マウスを無理矢理詰め込んだという、トンでもない改造品である。 使い勝手もなかなか良いですぞ。 無茶するな、しかし(^^;。
(2001-02-03)
センチュリーの予告広告で「USB ブルーライト角マウス」という、まんまオプチ角マウスな製品が出るというのを見て、発売をいまかいまかと楽しみにしていたが、いっこうに現物を見かけない、いい加減待ちくたびれて忘れていたのだが、これってばどこへいったのだろう?(そう言えば、広告ではチラっと数量限定とか書いてたような...)。 細部まで角マウスの再現にこだわって、軽量化できるところをわざわざウェイトを搭載して重量を 100g にした匠の技らしいのだが、前述のように角マウスの重量は生産地によって違うので 100g とは限らない。 実際に量ってみたところ、愛用の台湾製角マウスは 107g、USA 産の鉄球マウスは 158g であった。 そんなことにこだわってなくていいから、商品を田舎でも手に入るくらい供給してほしいもんである。 アーベルマウスに馴染んじゃったので、もういらんけど(おまけに数量限定みたいなプレミアム商法は好かん)。
(2001-09-17)
さらに具合のいいマウスを発見。 Logicool(Logitech) の Baby Mouse Optical(OM-34UiS) である。 んだが、メーカーのセールスポイント「コンパクトなので、女性やお子様でも指を曲げた状態でしっかりとマウスをホールドすることができます」じゃそうな。
いままで気付かなかったが私はどうやら「女性やお子様」だったらしい。
(2002-11-04)
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