みんなを電話にする会社 NTT Personal は息絶えたが、変わって NTT DoCoMo がその野望を達成しそうな勢いである。 そのドコモの PHS データ通信 PC カード P-in Comp@ct について以前に取り上げたが、宿命のライバル(になるといいけど) DDI POCKET からも、C@rd H"64 petit という P-in Comp@ct よりもコンパクトな製品が登場した。
ドコモの P-in がマックなど眼中にないのと対照的に、DDI POCKET の C@rd H"64(プチじゃないほうね)はしっかりマックにも対応している好感度128倍の製品だったのだが(どっちかというと、これは端末を製造している会社のやる気の問題?)、なんと、C@rd H"64 petit は、Mac OS に対応していないのだ。
幸いマニュアルに AT コマンドリファレンスがあったので、全国 4000万人の KDDI グループ贔屓な PowerBook ユーザーのために、C@rd H"64 petit 用のモデムスクリプトを作成した。 使い方は通常のモデムスクリプトと同じ。 下記のリンクからダウンロードしたファイルを解凍すると「C@rd H"64petit CFE-01(zone0)」というモデムスクリプト (CCL) ができるのでシステムにインストールすればよい。
※このモデムスクリプトは、某お役所主催展示会の DDI POCKET ブースにて CF カードのデモ機を拝借し、その場でちょいちょいと作ったものなので超手抜きである。 手許でじっくりテストできる状況になったら改良版をアップする予定。 →2001/6/10 以降にダウンロードされた方は改良版になっています。
− 配付条件 −
営利を目的としないかぎり、自由に配付可能とする。 商業誌への掲載・収録などについては、作者へメールして許可を得ること。
このソフトウェアを使用もしくは使用できないことによって生じたいかなる損害についても、筆者は一切責任を持たないので自己責任で使用してもらいたい。 これは常識だが、このソフトウェアについてメーカーや販売店、DDI POCKET に問い合わせたりしないように(しても無駄である)。
それにしても、ごく普通の PC カードモデム製品であれば、とりあえず動くレベルのモデムスクリプトを作成するのに30秒もかからない(真面目にやっても1日でできるでしょ)と思うのだが、なぜ対応しない? まあ、まともな企業が製品として出荷するとなるとサポートその他もろもろの費用が発生するから、マックなんて余計なもんで収益を圧迫されたくないんだろけど。
(2001-05-12)
通信速度表示の改善、および PowerBook G4 で動作しない問題を解消。 2001/6/10 以前にダウンロードされた方は改良版と入れ替えることをお勧めする。 通信速度表示についてだが、ベストエフォート接続の場合 64000bps と表示されていても回線の状態によって 32k しか出ていないこともある(状態が良くなれば 64k に戻るはず)。 残念ながら速度を逐一モニタするような機能はないので我慢してほしい。
スクリプトの改良にあたり、読者の菅野さんにテスト(ひとばしら)に参加していただいたおかげで PowerBook G4/400MHz でも動作することが確認できた。 他にも御意見・御感想をお寄せいただいた皆様に感謝。
(2001-06-10)
読者の小山さんのレポートによると、PowerBook G4/500MHz + C@rdH"64 petit CFE-01/TD で Two LINK DATA 契約でも動作するそうである。 CFE-01/TD って実物は見たことないのだが Two LINK DATA 専用端末なんだろね。
(2001-06-30)
メーカーのNECインフロンティア(日通工)が正式対応し、CCL ファイルの配付を開始したようである。 詳しくは DDI POCKET かNECインフロンティアに直接聞いてほしい。
(2001-12-10)
Mac OS X v10.2(Jaguar) では標準で CFE-01/02 に対応しているようである。
(2002-08-24)
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