「爆弾マーク」を憶えておいでだろうか？ Mac OS 9以前の時代、幾人もの締め切り間際の出版関係者を心停止に追い込んだと言われている爆弾のアイコンが付いたアラートの俗称である。これが表示されたが最後、リセットボタンを押す他になすすべはないという、それはそれは恐ろしいものじゃった。
アップルいわくMac OS Xは「UNIXの岩のような安定性」を備えているのでそんなものとは永遠におさらば、行儀の悪いアプリケーションがクラッシュしてもシステムにはなんの影響もないんだぞ、どんなもんだいというデモはたびたび見せられた。たしかに普通に使ってるぶんにはMac OS 9に比べれば遥かに丈夫である。んじゃ爆弾マークはなくなったのか？
...うんにゃ、爆弾アイコンこそ表示されないので可愛げはないが、ちゃんとMac OS Xにも爆弾マークに相当する機能（カーネルパニック状態）が隠されているのだ。あ、別に隠してないか。
忌み嫌われていた爆弾マークだが、めったに見られないとなると稀少価値がでて食べたくなる秋のマツタケ・正月のカズノコである。
そこで、Mac OS Xの岩盤をも打ち砕く、爆弾マーク（相当品）再現ソフト「882323（発破！フミフミ）」登場である。
− 配付条件 −
営利目的あるいは悪行をなすことを目的としないかぎり、自由に配付可とするが危ないのであんまり配らないほうが友達を失わずに済むかもしれない。
使い方は簡単、ダウンロードしたファイルを解凍すると「882323」と「882323.dat」という二つのファイルができる。「882323」がアプリケーションなのでこれをダブルクリックして起動すればよい。
冗談抜きで本当にクラッシュするので良い子のみんなは使わないように。
Mac OS X 10.2.3で動作を確認しているがアップルがMac OS Xを改良するとクラッシュ画面を見られなくなってしまう。その辺はご了承願いたい。 それは喜ぶべきことだ。
このソフトウェアを使用もしくは使用できないことによって生じたいかなる損害についても、筆者は一切責任を持たない。
(2002-12-21)
Mac OS X v10.3（v10.2.8から？）では882323が利用していたファイルシステムのバグが修正されているので、残念（？）ながらクラッシュしなくなった。
(2005-04-23)
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